VIVANT 第8話では、テントの目的が次々と明らかになりました。
また、乃木とベキが対面し、ノコルは嫉妬と敗北感にまみれた複雑な心境となります。
果たして乃木は、味方なのか敵なのか…?
この記事では、VIVANT第8話のあらすじネタバレと感想・考察を紹介しています。
VIVANT 第8話 あらすじネタバレ まとめ
VIVANT 第8話で明らかになったことをまとめてみました。
乃木とベキは親子関係であることが判明。
お父さんに会いたい…!
その一心で、仲間を裏切って撃ち殺し、テント内にやってきた乃木。
テントのメンバーは、当然乃木の正体を疑いまくっていましたが、尋問、能力検査を経て、DNA鑑定を実施することが決定します。
そしてその結果…乃木とベキに親子関係が認められたのです。
親子関係であることを知り、涙するベキと嫉妬するノコル
この事実を受け、ベキは信じられないという目で乃木を見つめると、彼の頭を撫でると胸を力強く突き、泣きながら、すぐに席を外してしまいました。
そして、亡くなったと思っていた愛息子が生きていた…
未だ信じがたい奇跡に、妻・明美に話しかけながら、ベキは涙を流し続けるのでした。
一方、血は繋がっていないものの、ベキの息子として懸命に仕えてきたノコルは、突然現れた乃木が、ベキの本当の父親だと知り、嫉妬の感情が渦巻いていきました。
さらに乃木の知能、銃撃の腕前、何もかもが自分より遥に優れていて、実力では足元に及ばない…と言う苦しい現実も受け入れざるを得なくなるのです。
黒須の殺害を命じられるも…
ベキは、本当に仲間を裏切ってまで、ここにやってきたのなら、黒須を目の前で殺害しろと命じ、乃木に自分の銃を手渡します。
しかしノコルが、「お父さんの銃が汚れる」と、自分の銃とすり替えました。
乃木はその銃を手にすると、黒須に向けて発砲。
しかし1弾目は外れてしまい、近づいて額に銃口を向け、もう一発撃ったところ…
弾切れとなり、黒須が殺害されることはありませんでした。
黒須はその後、テントのメンバーに連れていかれますが、殺害されることはなかったようです。
後に黒須の様子を聞いた乃木が、容体が安定していると知り、安堵の表情を浮かべるシーンがありました。
別班の内情について、明らかに。
自分の情報はすべて差し出すと約束した乃木は、ノコルに質問されるがまま、別班の情報を次々に話しました。
そこで、別班のメンバーは、その組織系統を教えられていないことが分かります。
現在の乃木の直属の上司は、櫻井里美という名前だが、その他の詳しい素性は乃木にも分からないのです。
そして、今回行動を共にした5人のメンバー以外の別班員には、乃木は会ったことがなく、さらに世界中に潜伏している別班員の名前や潜伏先、指揮系統も全く知らされていないというのです。
テントの目的は孤児の救済
乃木の持つ隠しきれない実力は、事あるごとにベキを驚かせました。
そして少しずつ、内部のことを知らされていく中で、テントの目的が明らかになっていきます。
テントには、収益のほとんどが行先不明でしたが、その莫大な収益は、現地の孤児院の運営費用に充てられていることが分かりました。
ベキもノコルも、孤児院にいけば子どもたちに囲まれ、優しい笑顔で子どもたちと触れ合います。
テントは、国際テロを受注して請け負い、その対価として莫大な金を受け取っていました。
そしてその金は、全てと言っていいほど、子どもたちのために使われていたのです。
g単位で重さが分かる、乃木の特技が活きる
第1話から、手に持つとg単位で重さを計ることができるという特技を発揮してきた乃木。
その特技は、ベキの前でも発揮され、孤児院内での横領を見破ることに成功します。
そして、その特技を目の当たりにしたベキは、今まで疑問に思っていたことが解決したかのように、乃木を解き放ちました。
乃木とノコル、兄弟で経営協力へ。
乃木を牢屋から解放したベキは、乃木に大きなゲルを住みかとして与えました。
そして、これからはノコルと共に、兄弟で協力して事業をしていくように指示します。
ここで、ノコルの正体が明らかとなりました。
ノコルはムルーデル(意味は夢)という会社を持っており、それは首都に建つGFL社の向かいにある、大きなビルの中にありました。
経営内容は、全ての孤児院の運営事業。
ベキは、この経営を兄弟二人で行えと言うのです。
乃木は素直に指示に従いましたが、ノコルはいい気がしませんでした。
なぜ、自分がこれまで築いてきた事業の中に、突如現れた兄を入れなければいけないのか…。
そして、嫉妬心と敵対心を剝き出しにし、乃木にコストカット案を出すよう指示するのでした。
3年前から始まった、謎の土地購入
ムルーデルの損益計算書を目にした乃木は、あることに気付きます。
テントの収益はマネーロンダリングされ、丸々ムルーデルへと渡っており、その多額の金の使い道のほとんどは
土地購入だったのです。
さらに、その土地購入が始まったのが3年前で、テントが世界各国で大規模テロを行い始めた時期と一致します。
それまでは、孤児救済のためだけに活動していたのに…
世界中の諜報機関からマークされてしまう可能性もあるのに、それでも大規模テロを受注し、多額の金を手に入れる…ベキをそこまで突き動かすものは、いったい何なのか?
その鍵は、この土地に隠されている…乃木はそう確信するのでした。
VIVANT 第8話 感想&考察
VIVANT 第8話の感想と今後の考察です。
父と血の繋がった優秀な兄の登場に対する、ノコルの心情がすごい!
今回の、一番の見どころ…
それは、兄と出会った後のノコルの嵐のような心の動きと、それを見事に表現するニノの演技力の高さでしょう!
SNS上でも、絶賛の声多数!
VIVANT。今週はニノの演技がすごすぎた。あんな表情、どうやったらできるの。そして、ニノの相手の目を見ない演技は最高なのよ。
— ユースケ@キャプテンドナルド (@yfrikki) September 3, 2023
DNA鑑定結果を確認するベキを見るノコルの目に、大事な人の心を奪われるかもしれないという恐れが表れてる。
もういい大人だけど、親の愛を奪い合って兄弟を憎む目というか。
ベキが乃木を抱き寄せるのを見てるノコルの表情。
「なぁ兄弟」と言った後の目の演技。
ニノ、いい役者さんだよね。#VIVANT— You (@_youyou_youyou) September 3, 2023
ニノの演技…DNA結果でた後の演技!
やっば…そしてあの役者のメンツ。全員アカデミー賞俳優じゃんw 腰抜かすわ。圧でテレビ壊れるわ。#VIVANT— みぃ (@selective_sun) September 3, 2023
ノコルのさぁ、
「本当の…息子…」
「俺の、父さんだったのに…」
「俺は血の繋がった息子じゃないんだっ…(泣きたいっ)」
「いやでも、俺が父さんを支えてきたんだ…!しっかりしろ、ノコル…!(泣かないっ)」
という気持ちが表情だけで、わかるのすごくないか…。怪物かよ二宮和也…。#VIVANT pic.twitter.com/lEyiuTKWiv— なん@ドラマ垢 (@bf1_nn) September 4, 2023
ほんと…そうなんですよね。
演技がすごすぎて、セリフ以外のノコルの気持ちが、ニノの目線や仕草、声色でぜんぶ言葉のように伝わってくる。
ノコルって、後半までほとんど登場しなかったじゃないですか、
印象があんまりないというか、人間性があんまり伝わってきてなかったんだけど
今回で一気に、ノコルってこういう人物で、こんな想いでお父さんについてきていて、今、こんな気持ちになっているんだ…
っていうのが、どん!と伝わってきて、苦しいほど。
なんか、泣けちゃいましたもん、あの「なあ、兄弟」の後の顔…
表情もだけど、光と影も絶妙で、見えたり見えなかったり…あれも計算して演技してるの?
すごすぎる!二宮和也!
そんな回でした。
g単位で計測できる能力で、すべてを悟ったベキ
ゲルを与えられた乃木に対して、なぜベキが急に態度を変えたんだろう…と悩むノコル。
しかも、息子である自分しか着られなかった純白のデールまで着させた。
仲間を裏切って殺害した乃木を、ベキは絶対に認めるはずはないのに…。
彼はそう考えていますが、ベキはご飯をg単位で計測する乃木を見た時に、全てを悟ったのだと思います。
こうして手で重さが計れるということは、銃の中に入っている弾数も当然わかるはず。
ということは、黒須を撃とうとした時、乃木はノコルの銃に弾が1つしか入っていないことに気付いていた。
だから、わざと一発目を外して、二発目で仕留めようとした。
つまり、演技をしていたのだと。
ということは、乃木は黒須を殺害せず、救出する方法を考えて行動していた。
そして、おそらく…
別班のメンバーも、亡くなっていないのでは?
ベキは、乃木は、別班のメンバーを裏切り撃ち殺してやってきたと言うが
おそらく、殺害していないのだろう。
この男は、仲間を裏切る男ではない。
と、確信したのではないかと考察します。
棺桶が運び込まれるシーンですが、中身は写っておらず
野崎も神妙な面持ちだったので
おそらく、テントの人間が撮影していることに気付いていて、わざと棺桶を運び込むところを見せたのでは?と思うのです。
GPSを利用して、野崎をあの現場まで誘導したのも、人命救助のため。
乃木は急所を外しており、死亡したと見せかけてほしかった。
野崎になら、その真意が伝わると確信していた…。
そう予想しています。
兄弟同士の嫉妬や葛藤って、永遠のテーマなのかも。
これ見てて思ったんだけど、兄弟姉妹同士の嫉妬とか葛藤って、結構多くの人が抱えている問題なのかなと思います。
それを、この壮大な物語のかなり大きな部分に持ってくるっていうのが、福澤監督ってすごいなぁ…。
っていうか、愛に溢れている人なんだろうなぁと思いました。
こういう悔しさや寂しさって、ホントたくさんの人が抱えていて、でもカッコ悪くて誰かに言ったりもできず
ノコルみたいに、相手の目が見れなくなっちゃったり、悔しくてわざと負かすようなことしたり
兄弟同士の戦いも、水面下ですごいのは、ごくごく普通の光景なんだろうと思う。
それを、こうしてまざまざと見せられると、忘れていた気持ちや悲しさを思い出したり
なぜかホッとしたり、ノコルに涙しちゃったり。
ニノの演技がすごい!って言う多くの人の心の中には、ノコルの気持ち分かるよ!分かって痛々しい、一緒に泣いちゃう。っていう気持ちが溢れてるんじゃないかなって思いました。
ちょっと、浄化された感じ?
ノコルの敗北や悲しみ、失望や喪失が次回の見どころになるのでは。
そして、次回予告では「父が認めるのは、縁か、血か?」と出ているので
兄弟が全面的に対決することになると思うんですよね。
で、ノコルも自分で言っていたけど、乃木には実力も知能も経験値も適わないから
たぶん、ノコル敗北しちゃうよね…。
それを見せつけられて、血の繋がったポッと出の兄貴に、大好きなお父さんの心が奪われていく。
その苦しすぎる現実を、ノコルは目の当たりにするんじゃないかな…と考察しています。
だから、次回もかなりかなーーーり、ニノの演技がすごいことになるんじゃないかと思う!
そして、150分生放送も、楽しみすぎる。
次回が待ちきれません!
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