彼女たちの犯罪 第9話 あらすじ＆感想 考察　怒涛の如く溢れる母性と正義、女の美しさと強さを魅せてくれる彼女たち

彼女たちの犯罪 第9話では、自分は由香里ではないと打ち明けるアイ、そして上原が真相にたどり着く中、理子の身体は限界を迎える…？

目が離せない、怒涛の展開となりそうです。

 

この記事では、彼女たちの犯罪 第9話のあらすじネタバレと感想、考察を紹介しています。

 

 

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彼女たちの犯罪 第9話　あらすじネタバレ

彼女たちの犯罪 第9話のあらすじを紹介します。

／
「#彼女たちの犯罪」
第9話 今夜24時09分放送📣
＼

繭美に「私は本当の私じゃないんです」と
衝撃の告白をした由香里。

一方、理子は上原に問いかけられていた。
由香里が宿泊していたホテルの防犯カメラに
なぜ映っていたのか？と。#TVer では1〜3話・最新話配信中💥https://t.co/JpjLXVf6ap pic.twitter.com/pYuCaaonWh

— ドラマ『彼女たちの犯罪』【公式】毎週木曜よる11時59分スタート (@kanojo_drama) September 13, 2023

アイの生い立ちが明らかに

彼女たちの犯罪 第9話では、由香里になりすましたアイの生い立ちと、なりすましの理由が明らかとなりました。

アイは、生まれた時に出生届を出されておらず、戸籍の無い子どもでした。

母親は、複数の男性と関係を持ち、やがて「必ず迎えに行く」と言い残して、認知症の祖母にアイを預けます。

 

それから、母親が迎えに来ることはなく、学校に通うこともできないアイは、毎日公園で一人過ごしていました。

 

アイが成長すると、似たような境遇の子どもたちがたむろする場所ができ、アイも1日の大半をそこで過ごすようになりました。

そこで出会ったのが、その後謎の彼女として登場する、由香里です。

 

由香里は家を出たいがために、看護学校を受験し合格していましたが、学校に通って資格を取る気など全くありませんでした。

そんな由香里を見て、学校に一度も通ったことのないアイは、「もったいない…」と呟きます。

 

すると由香里は、「代わりに学校に通っていいよ」と提案するのです。

 

恐る恐る看護学校を訪れたアイを、同級生は「由香里」として、あたたかく迎え入れます。

同級生が挨拶してくれて、教室に自分の席がある…

それはアイにとって、人生で初めての、夢に見たような体験でした。

 

そうして数日、学校に通うと、由香里があることを言ってきます。

自分の籍を貸すために、お金を払えと言うのです。

アイはアルバイトをして、毎日由香里に1,000円を支払っていきました。

 

そうして、無事に看護学校を卒業することとなった際には、由香里はアイに50万円を要求してきます。

そうすれば、この先も自分として生きていってもいい。

それが由香里が提示した条件でした。

 

アイはその50万円を支払い、結婚し、これまで神野由香里として生きてきたのです。

 

由香里がアイを訪ねてきた理由は、智明と結婚したことを知ったからでした。

自分の籍を利用して、金持ちと結婚したのなら、お金を支払え…由香里はアイをそう脅迫していたのでした。

理子の関与を疑う警察

その頃、警察は、ホテルの防犯カメラの映像から、理子がアイと繭美と関係しているのではないかという疑いまでたどり着きます。

上原は、早速理子のマンションを訪ねますが、マンションの前に現れた理子は歩くのもままならない程、体調が悪いのが目に見えて分かる様子でした。

 

上原は、防犯カメラに理子が写っていたことを話し、問い詰めますが、理子は「あのホテルのラウンジに、たまにお茶をしに行っている」とシラを切りました。

 

上原は、ではなぜ、最初の段階でそれを話さなかったのかと問いかけ、理子次第でこの事件は早く収束するのではないか…とまで、詰め寄りました。

 

そこへ、翠と買い物に行っていた大輔が現れます。

理子は上原に分からないように「逃げて」と指示をし、翠は大輔を連れて逃げ出しました。

 

行く当てのない翠が、大輔を連れて逃げ込んだ場所…それは元夫・樋口の働く学習塾でした。

智明を犯人に仕立て上げる武器

アイの告白を聞いた繭美は、理子に電話をします。

「智明をもう一度犯人に仕立て上げられるかもしれない、あるものを持っている」と言うのです。

ふたりは、以前会ったカラオケボックスで話をする約束をし、繭美はアイを車に乗せてその場所へと向かいます。

 

そして、アイを車に残したまま、繭美は一人でカラオケボックスへと向かうのでした。

 

繭美が理子に見せたもの…それは、由香里がしていた指輪でした。

その指輪には由香里の名前が刻印しあり、血痕までついています。

繭美は、この指輪を使えば、もう一度智明を犯人に仕立て上げることができるのでは？と提案しました。

 

理子は、息も絶え絶えに「もしその作戦が駄目だとしても、私にすべての罪を被せればいい」と話します。

そして、自分がこの犯罪を仕掛けようとした本当の目的を、ついに繭美に話すのでした。

 

繭美は、理子に子どもがいること、そして父親は智明で、あの学際の日に無理矢理関係を持たれたことと、

自分は最初から、智明のことを好きではなかったことを打ち明けました。

 

それを聞いた繭美は驚きますが、理子には守らなければならない、かけがえのない存在がいるのだと実感するのでした。

理子の癌と、大輔との約束

その頃、アイは車内でニュースを見て、世間で偽装自殺のことや、自分の顔が公表されていること、自分は死んでいないと騒がれていることを知りました。

 

もう、逃げられない…！

 

アイは思わず、車から飛び出して、自首をしようと考えます。

しかしそこで、信じられない光景を目にしました。

伊東の海岸で別れた後に、自殺すると言っていた翠が、そこを歩いていたのです。

 

「翠さん…！」

 

アイはそう叫び、翠に抱きつきました。

アイは翠と共に学習塾へ行き、死んでしまったと思っていたのに、生きているならなんで教えてくれなかったのか…！

そう問いただすのですが、そこへ現れるのは大輔です。

 

翠は、理子が末期癌でいつ亡くなってもおかしくない状態であること、そして、死ぬつもりではあったものの、大輔のお世話を理子と一緒にしているうちに、あっという間に日々が過ぎてしまっていることを話しました。

 

アイは、学習塾の業務用携帯を使って、繭美に電話をします。

そして、大輔が理子と話したがっていることを伝えました。

理子が電話をかわると、大輔は「明日、動物園に行く約束を守ってよね」と言いました。

 

そう言われた理子は、涙ながらに約束を守ると伝えます。

ふたりは翌日、待ち合わせをすることを約束しました。

 

明らかとなった大輔の存在は、繭美にもアイにも、何か心の中に大きな変化をもたらすような、そんなものとなったようです。

 

その後、繭美は智明と車内で密会し、自分は味方だと見せかけて、あの指輪を智明の車の中に忍ばせました。

あとは理子が、由香里と智明の密会を警察に告知し、もう一度智明に目を向かせれば、智明が疑われることは間違いありません。

 

また、翠はアイに迷惑をかけたと謝り、「アイは自分が一番楽になれる道を選んでいいんだ」と、伝えていました。

 

翌日、繭美は理子を待ち合わせ場所まで車で送り、アイと翠は大輔を待ち合わせ場所まで連れていきました。

ふたりをここまで連れてくれば、各々はもうこの場所を立ち去らなければ、警察に見つかってしまうかもしれません。

 

彼女たち3人の心は、”理子と大輔を無事に会わせてあげる”

そのことだけに、いつしか突き動かされるようになっていました。

 

翠もアイも、大輔のもとを離れていきます。

 

アイは、自首をしようと考えていました。

 

自分は最初から、偽装自殺なんてしたくなかった、由香里だって殺したわけではなくて、既に死にかけていたし仕方なかったし、そもそも由香里だって戸籍を売りつけて来て、そのせいで自分が自分ではなくなっていったし

しかも、そもそも一番悪いのは、自分を捨てた母親なのだ…

 

私は、悪くない…！

 

こう言おうと考えるアイの心には「自分が一番楽になれる道を選んでいい」という言葉が響いていました。

そして、110番をしようと携帯を出した、その時です。

 

振り返ると、不安そうな大輔が佇んでいて、すぐ近くまでよろめきながらきた理子が、おなかを抑えて倒れ込んでいました。

大輔はお母さんに気付いておらず、理子は苦しそうにうずくまっています。

 

アイの目には、不安そうにお母さんを探す大輔の姿が、子どもの頃お母さんを待ち続けた自分の姿と重なって見えました。

近くには、上原たち警察が自分たちを探すような動きをしているのも、見えます。

 

その時、アイは生まれて初めて、由香里でも翠でもなく、自分の心で動きました。

 

必死で大輔のもとに駆け寄り、理子のもとへ連れて行こうとしたのです。

しかし、そこで大輔が転んでしまい、その声で警察がその存在に気付いて追いかけてきました。

すると、翠もすぐに駆け寄り、大輔を連れて警察の目から逃れるよう走ります。

 

理子も何とか、その場を離れたため、上原たちは彼女たちにまかれてしまうのでした。

 

警察は、智明に連絡をしました。

智明は、そこでこの事件に繭美も関わっているかもしれないと聞かされます。

 

イヤな予感がした智明が、自分の車を調べると…あの、指輪が出てきました。

そこで、繭美さえも自分を陥れようとしていたのだと気づかされた智明は、激しく怒ります。

 

一方、その頃繭美は、車内から、待ち合わせ場所をじっと眺めていました。

するとフラフラになった理子の姿が少しだけ見えて、すぐに視界からなくなりました。

 

繭美は思わず車から出て、理子の行った方向を心配そうに見つめます。

そして、何かを悩むように下を向くと、続いて何かを決心したように、再び理子の行った方向を見上げるのでした。

 

こうして、彼女たちの犯罪は絶望の終焉へと、向かっていきます。

彼女たちの犯罪 第9話　感想＆考察

彼女たちの犯罪 第9話の感想と考察です。

涙なくしては観られなかった。

はあーーーーーー……。次回、最終回ですね。

最終回を前にして、母性が怒涛の如く溢れていく彼女たち。

アイの生い立ちも、翠の生きる意味も、繭美の本来持つ優しさも…

 

大輔の登場と共に、この親子を何とかしてあげなければ…！

という方向に、彼女たちを強く強く突き動かしてく。

 

それはもう本能のようなもので、彼女たちの意志とは別の部分で、彼女たちに使命のようなものを与えて、ひたすらに動かしていく。

 

これが、女性の持つ母性という本能なのではないでしょうか。

 

皮肉にも、その母性により、目の前の人を守ろうとすればするほど、自分の心に従えば従うほど

警察に捕まる可能性は高くなっていく。

 

でも、この犯罪を犯した彼女たちが、だからといってお互いを切り捨てることができない

犯罪者にはなりきれない

人間的な部分を持つ、優しい女性なのだという証明のような回で

 

涙なくしては観ることができませんでした。

 

子どもの持つ力と、それを守ろうとする女性の本能って、それはもう、抗うことのできない程に強いものなんですよね。

最終回…捕まる覚悟で、理子の復讐を果たすのかな。

次回、最終回と言うことですが

今回から、彼女たちは彼女たちの内面に向かい始めたと思うので、完全犯罪を成し遂げるというよりは

お互いの気持ちや、想いを果たす方へと進んでいくのではないかと予想しています。

 

まず、理子と大輔君になんとかして動物園に行かせてあげる。

そして、理子の復讐を果たす。

それはもう、これまでとは違い、彼女たちの正義や信念に基づいた行動へと変化していくのではないか…そう思います。

 

智明が指輪を見つけやがった時は、悔しかったですねー！！！

ああ、アイツに冤罪被らせて牢屋に入ってほしかった。

 

ともすれば、やはり、智明に罪をなすりつける作戦は、失敗するんだと思うんですよね…。

次回予告では、協力して智明を追い詰めているようなシーン、彼女たちで詰め寄るシーンがあります。

最後の最期で一致団結した彼女たちは、彼女たちの心のために、智明へ罰を下すのではないかと思うのです。

いっそのこと、もう智明を…

もう、彼女たちに感情移入している私は、もはや彼女たちと一緒にこの計画を遂行しているほどの気持ちになっているのですが(笑)

私がこのメンバーに入っていたら…と想像すると

 

もうどうせ捕まるから、智明に謝らせて、殺害しよう！で、みんなで自首しよ！と提案するかも？と考えてしまいます。

いかなる理由があっても、人を殺めてはいけません。

ですが、本当に！この男に腹が立ってまして！

 

智明は確かに、誰も殺してないし、誰かから物を奪ったりはしていない。

でも、理子の心も身体も壊して、大輔の人生さえも台無しにした。

それって、確かに法律では重い罪をかせることができないのかもしれない、

 

だけど、だけど…

彼がしたことって本当に卑劣で重い、人の人生を壊すほどの行為です。

 

絶望の終焉って言われてますが

彼女たちに救われてほしいと願うのは、私だけでしょうか。

私にはどうしても、智明の方が重い罪を犯しているように見えるのです。

 

ここに来て、正しいことは何か？という正義に向かい始めた彼女たち。

そうして行動することには、報いがある。そう信じたいです。

 

そして智明には、相応の罰が下されるべきだと思います。

 

最終回…

終わってしまうのが寂しいですが

結末を心して待ちたいと思います。

 

がんばれ、彼女たち！

 

 

 

 

 

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