作りたい女と食べたい女 第1話 あらすじ&感想 レズビアンや女性同士の恋愛を自然な形で描く

作りたい女と食べたい女
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ドラマ『作りたい女と食べたい女』は、料理が好きだけど少食な主人公が、食べることが大好きなご近所さんに出会い、手料理をふるまうことを通して関係を深めていく作品です。

そして、登場人物たちはレズビアンであり、女性同士の恋愛も描かれていきます。

 

この記事では『作りたい女と食べたい女』第1話のあらすじと感想、原作について解説します。

 

 

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作りたい女と食べたい女 第1話 あらすじ

料理を作りたい野本さん

野本さん(比嘉愛未)は料理を作ることが大好きなOLで、料理を作ってはSNSに写真をアップすることを趣味として楽しんでいました。

それはそれで楽しいのですが…野本さんは、どこか物足りなさを感じていました。

本当は、デカ盛りチャーハンとか、タワーのように積み重ねられたパンケーキとか、もっとたくさんの料理を作りたいのです。

 

でも、地元を離れて就職したため、そんな料理をふるまうような友人はいません。

作ったところで自分では食べきれないし、料理って、作ったところで完成ではなく「食べる」まで到達しないと成立しないもの。

野本さんはどこか物足りなさを感じていました。

 

さらには男性の同僚から言われた「野本さんって料理上手で、絶対いいお母さんになりそう」という言葉にも疑問を感じます。

好きでやっている料理を、どうして男性のためだと結び付けられなければいけないのでしょうか…?

野本さんは、料理が大好きで、もっとたくさん作りたくて、それを誰かに美味しく食べてもらいたいただそれだけなのです。

 

ある日、野本さんは自宅マンションのエレベーターでひとりの女性に出会います。

大柄な体格のその女性(春日さん)は、フライドチキンの箱を大量に持っていました。

「パーティーとかですか?いいですね」

 

思わず話しかけてしまった野本さんですが、彼女から返ってきた言葉に衝撃が走るのです。

春日さんは「いえ、ひとりで食べます。」そう答えたのでした。

 

あの量をひとりで…!?

 

野本さんは驚きましたが、次の日になっても頭は春日さんのことでいっぱいでした。

「あんなに大量に作れたら、楽しいだろうなぁ…」

たくさん食べたい春日さん

そんな春日さん(西野恵未)は、酒造メーカーで営業職をしています。

体格が大きく、さばさばとした雰囲気で、体力もあり、どちらかというと男性らしさのあるような女性です。

春日さんは食べるのが大好きですが、彼女にも差別や偏見で悩む場面は日常にありました。

 

昼食で訪れた定食屋さんで、からあげ定食を注文した春日さん。

しかし差し出された定食のごはんの量が、隣の男性のものより明らかに少ないのです。

聞くと店主は「ごはん、少なめにしときましたよ」と、良かれと思ってサービスしたようです。

 

春日さんは悔しそうに手をギュッと握りしめて、勇気を出して「普通の量にしてもらっていいですか」とお願いします。

すると店主は「女性だからといって、勝手な判断で失礼なことをしてしまった」と反省するのでした。

 

春日さんはこういった女性差別に対し、疑問を感じることが多いようです。

野本さんと春日さん、運命の出会いの日

ある日、ルーロー飯を作りすぎてしまう野本さん。

食べきれない!と悩んでいると、外の廊下から足音が聞こえてきます。

もしかして、春日さん…?

 

野本さんは悩みに悩んだ結果、春日さんの家のインターホンを鳴らします。

「夕食は、もうお済みですか?」

春日さんは突然野本さんの家に招かれ、大盛りのルーローハンを見て驚きます。

 

「これを、ごちそうしてくださると…???」

作りすぎたという理由でおすそ分けをするなんて、現代では珍しいことかもしれません。

それでも春日さんは、あっという間にそれを平らげてしまいます。

 

何も言わずに黙々と食べ進める春日さんを眺めながら、最初は不安な気持ちでいっぱいの野本さんですが、だんだんと自分の本当の気持ちに気付いていきます。

野本さんは、いい奥さんやお母さんになりたくて料理をしているわけではなくて、ただ美味しいものをたくさん作りたいのです。

そして、「美味しい」って、食べてもらいたい。ただそれだけが、野本さんの願いなのでした。

 

春日さんは食べ終わった後に「美味しかったです」と伝えます。

そこで野本さんは、涙ぐむほど、自分の心が求めていたものに気付きました。

野本さんは、こうしてお鍋を空っぽにしてくれる人を、ずっとずっと探していたのです。

 

これが野本さんと春日さんの運命的な出会いなのでした。

作りたい女と食べたい女の原作は?レズビアンと女性同士の恋愛模様を自然に描く

作りたい女と食べたい女の原作は、ゆざきさかおみさんによる同名の漫画です。

さらに、第1話ではまったく描写がありませんでしたが、実はこの作品ではレズビアンや女性同士の恋愛模様が描かれます。

そして、その描写の描き方がとてもポイントとなりそうなのですが…この先はネタバレになりますので、知りたくない方は注意です。

 

実は、現段階で野本さんは自分の性的マイノリティに気付いていません。

つまり、野本さんが自分はレズビアンなんだと気づく瞬間が、この先描かれるのです。

 

同性同士の恋愛を描いたドラマは、BLが主ではあれ、珍しくない時代となりました。

しかし、大人になっても自分の性的なマイノリティに気づいていない人が、それに気づき、色々なことを想ったり葛藤しながら、同性を愛していく…と言う流れまで描いている作品は珍しいと言えます。

 

性的な部分って、誰しもが人生の中で変化する可能性のあるものなんだと気づかされるような作品であり、またその分野を特殊に描くのではなくあくまで自然に、普通の料理好きな人と食べるのが好きな人の日常を描くというところが、この作品の特別感であり見どころです。

 

ドラマではどのような世界観が楽しめるのか、期待してしまいますね。

作りたい女と食べたい女 第1話 感想

さらっとしていて、とても好感が持てました。

私も料理好きの少食なので、野本さんの気持ちがよく分かる!

さらには食べさせたがりなところも一緒(笑)

 

私の場合は大食いな夫と子どものおかげで、その欲求は満たされていますが、独身時代はこの喜びを知りませんでした。

登場するお料理もガッツリしていて美味しそうですし、やっぱり気になるのがふたりの恋愛模様と、野本さんが自分の想いに気が付く瞬間の描かれ方ですね。

 

この歳になるまで、自分の恋愛対象が女性か男性かと気づいていないということがあるんだ!という

ところにまず驚きましたし、そもそも人を好きになることをわざわざ種類分けするのもおかしいのかもしれません。

 

本来は、愛することに区別はないはず。

特殊だと捉えられているそういった部分を、自然に描くというのはとても特別で難しそうだと想像しますが、それが普通にさらっとテレビ上で流れている…そんな時代になったらいいなと思います。

 

次週からの動きが楽しみです♪

 

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