三千円の使い方 第1話 1日100円貯金で節約の神降臨？固定費について

三千円の使い方で、性格が分かる？人生が変わる？？

『三千円の使い方』第1話では、お金の使い方について向き合い始めた美帆が、1日100円貯金を始めます。

1日たった100円…？と思いきや、なんとこの貯金が美帆のマインドを動かし、固定費について考えるきっかけとなったのでした。

この記事では、『三千円の使い方 第1話』のあらすじネタバレと、感想を解説しています。

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『三千円の使い方』 原作は累計76万3千部突破の大ヒット小説

ドラマ『三千円の使い方』の原作は、原田ひ香さんの同名小説です。

発行から約5年、累計発行部数は76万3千部を突破。

読めばお金が貯まる？と話題の、お金の使い方や向き合い方に関する4人の女性たちの物語です。

円安や物価上昇と、何かとお金について考えさせられる今こそ、改めて読みたいこの作品は、お金と共に家族の在り方についても丁寧に綴られています。

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三千円の使い方 第1話　あらすじ 

新入社員で手取り25万！憧れのひとり暮らしで自由にお金を使う日々

美帆は24歳の、ごく普通の会社員として働く女性でした。

「三千円の使い方で人生が決まるの」

祖母である琴子は、幼いころから美帆にこう言い聞かせてきたのですが、大人になった美帆はこんな言葉をすっかり忘れています。

美帆はIT企業に就職、初任給は新入社員にして手取り25万と比較的高額で、大学時代から付き合っている彼氏とも順調です。

なによりも、憧れだった一人暮らしを始め、家賃は98,000円とかなり高額ですが、オシャレな街のオシャレなマンションに住めることが何よりも幸せでした。

美帆は「今が楽しくないと意味がない」をモットーに、毎日のようにデパ地下で美味しいお惣菜やワインを買って楽しんでいます。

美帆は未来に不安などなく、貯金のことなどは考えずに”今”を楽しく生きていたのです。

大好きな先輩が倒れて、退職！これからのことを考え始める美帆

美帆には、大好きな職場の先輩がいました。

先輩の街絵さんは、奇麗で仕事ができて感じが良く、美帆のこともとても可愛がってくれます。

美帆は街絵さんと働くことが嬉しく、憧れのような気持を抱いていたのですが…街絵さんがある日突然、脳梗塞で倒れてしまいます。

さらには、しばらくすると街絵さんが会社を辞めることが判明するのです。

社内では「クビになった」という噂が流れ、社員たちは街絵さんのことを悪く言い始めます。

そのような社員たちの裏の顔を見た美帆は、大きな憤りを感じますが、自分にはどうすることもできません。

美帆は「街絵さんは、身体を壊したからといってリストラされるなんてひどい。かわいそう」と悩んでいたのですが、療養中の街絵さんから本心を聞くことで、心に大きな変化が訪れます。

街絵さんは、リストラされるわけではありませんでした。

街絵さんは病気をしたことで、この働き方をあと20年続けていけるのだろうか？

自分は人生に何を求めていて、どう生きていきたいのかを、もう一度きちんと考えるべきではないか？

と考え、仕事を辞める決意をしたのです。

美帆ちゃんも、後悔のないように、自分らしい生き方を見つけていってほしい…

美帆は街絵さんと話して、自分らしい生き方について深く考えるようになりました。

美帆が見つけた目標と自分らしい生き方

美帆は帰り道、以前にも見かけた保護犬を見て、何かを決心します。

美帆は子どもの頃、犬を飼ったことがありました。

しかしその頃の美帆は、きちんと世話をせず、母親に任せてばかり。

ついにその犬は迷子になり、保健所に連れていかれてそのまま処分をされてしまいます。

これは美帆にとって、とても辛いことでしたが、なぜきちんと見ておいてくれなかったのか？無責任だ！と母を責めたところで、無責任なのはあんただと言い返され、返す言葉もありませんでした。

美帆はこのことを、ずっと後悔していました。

そして心に決めるのです。

10年後に一軒家を購入して、保護犬たちを迎え入れて一緒に暮らすことを。

1日100円貯金で、節約マインドが覚醒？

美帆は早速、証券会社で働いていた姉の真帆に、家を購入するためのアドバイスをもらいます。

すると真帆は「まずは1000万円は必要だ」と言い、固定費の見直しを提案しました。

そして、今はやっている節約アドバイザー・黒船スーコを紹介するのです。

黒船スーコの講演会に行くと、スーコは月に8万円とボーナス月に2万円貯金すれば、1年間で100万円貯まる！とうたい、講演会には信者のような人が大勢来ていました。

理屈は分かっても、月に8万円なんて、美帆は自分に貯金できるとは到底できません。

やはりお金を貯めるなんて、自分には無理かもしれない…

美帆が自信を失いかけていたその時、琴子があるアドバイスをします。

琴子のアドバイスとは、「毎日100円ずつ貯金すること」でした。

その難しさを乗り越えて達成感を味わえば、固定費を削ることも意外と抵抗がなくなるかも？

琴子はそう言いましたが

1日にたった100円なら、自分にも簡単にできる気がする…

美帆は、そのように感じて、特に大きな意味があるとは思いませんでしたが、試しに毎日100円貯金をしてみることにしたのです。

しかし毎日100円貯めることは、忘れそうになることも多く、想像よりも難しいものでした。

それでも必死で取り組むうち、美帆の心の中には大きな自信が育っていきます。

そして1か月後、無事に30枚の100円玉を数えた美帆は、そそくさと荷物をまとめていました。

さらには大量の荷物と共に実家へ…！

そう、美帆の節約マインドは100円貯金によって覚醒し、なんと固定費を削るためにマンションを引き払ったのです！

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