子どもがいるとおのずとついてくる”ママ友”に関するアレコレ。
付き合いが疲れる…いるの?いらないの?無理してでも仲良くしないとダメ?
ちょうどよく付き合えたら、一番いいのに…。そう悩んでいませんか?
この記事では、無理してでもママ友は作るべきかどうか?や、ちょうどいいママ友付き合いをする方法について解説しています。
ママ友付き合いに疲れた…という声はとても多い
頑張るママさん、今日もお疲れ様です。
私自身、男の子を一人育てているのですが、ママ友付き合いにつかれた…!そんな声を聞くことはよくあります。
子どもができると、その子どもを通した人間関係が長年に渡って続いていくのは避けられないことですが、重大な問題としては、これまでのように付き合う相手を自分だけで選べないことです。
子ども同士が繋がるので、今まで関わったことのないタイプの方と付き合わなければならない!なんてこともしばしば。
普通の友達ではないわけですから、ママ友特有の付き合い方をせねばならず、その関係性に「疲れた…!と悩んでしまうのは当然のことですよね。
誰でも一度は悩んだことがあるはずです。
ママ友はいる?いらない?
そもそも、ママ友は要るのでしょうか?
こんなにめんどくさいなら、いらないのでは??
そう考えるママも多く、『ママ友いらない派』というワードまでできています。
”気の合うママ友が少数”が、結局一番ラク!
それでは、ママ友はいなくてもいいのでしょうか?
おすすめは、気の合うママ友を数人作る方法です。
ママ友付き合いは疲れるからといって、もしも「絶対に作らない」と決めた場合、実は子どもが小学生に上がる頃や上がった後が、結構大変になります。
この頃って、情報交換が必要だったり、保護者が顔を合わせる機会が増えたり、なにしろ6年間は通うのですから期間も長い。
この状況で、仲間と呼べる人や相談できる人が一人もいないと、かなり不安で孤独な日々を長く送ることになるでしょう。
それに、そんなママの様子を眺める子ども自身も、不安になってしまうのではないでしょうか。
そのため、全くいない状況だと、かえってしんどい想いをすることは間違いありません。
でも、無理な付き合いやしがらみやマウントの取り合いは避けたい!!
ですよね…分かります。
だったら、本当に気の合うママと仲良くなりましょう。
ママとしても人間的にも素敵で、自分と考え方が似ていて、一緒にいてラク…そんな人ってたくさんはいませんよね!?
だから、いいんです。数少ない、そんな素敵な人とママ友になれれば。
むしろそれだけで充分!
そんな仲間がひとりいるだけで、育児も楽しくなりますよ♪
ちょうどいいママ友付き合いのススメ
それでは、どうすればそんなママ友に出会い、仲良くなることができるのでしょうか?
続いて、ママ友との上手な付き合い方について紹介します。
上手なママ友付き合いの方法①仲良くする人をこちらが選ぶ
気の合う少数のママ友を作る上で、まず大切なことは、友達になる人を選択する資格が自分にはあるのだということを理解することです。
選ばれるためにアレコレせず、こちらが仲良くしたいと思う人と仲良くすればいいのだということを知ってください。
そのために大切なのは「無駄に媚を売らない」ことです。
媚を売るというと、ちょっと表現がハードですが「誰かれ構わずニコニコして、どんな人にも愛想良くして、何を言われても話を合わせて…」ということをしないということです。
日本人としては少し冷たく感じるかもしれません。
でも、最初にこれをやっちゃうと、結局「選ばれようとしている」ので、マウントを取りたい派や粘着質派など、結構めんどくさい系の人が寄ってきやすいです。
誰にでもそっけなくした方がいいという意味ではありません。
あくまでも、大人として最低限の挨拶や笑顔は必要です。
でも、「ママ友を作りたいから」「不安だから」という理由で、必要以上に人に好かれようとする必要は全くありません。
むしろ、やっちゃうと後が悲惨です。
保育園には色々なママがいます。
自分と常識が合わない人もたくさんいます。
たとえば、挨拶をしたのに返ってこなかった・無視されたような気がした、そんな経験もするかもしれません。
そんな人はほっておきましょう。
こちらからも挨拶しなくてOK、話さなくてOKです。
そういった、挨拶をしなかったり無視をするような常識のない人とは、深い付き合いをしないに限ります。
無理に仲良くしたところで、後の関係性がとんでもないことになるのは目に見えているので、そういう人は最初の段階で、こちらから願い下げで大丈夫。
むしろ早い段階で分かってラッキーなのですよ。
笑いたいときに笑って、話したいときに話して、堂々と、凛としていてください。
そうした時に、自分に合う人は近づいてきます。
話してみて楽しい、気が合うと感じたら、少しずつ仲良くなれるはずです。
そうやって、あなたが誰と仲良くなりたいか、つながりを自分で選択していきましょう。
ちょうどいいママ友付き合いの方法② 連絡先交換は慎重に
仲良くしてみたい、気が合うなと感じる人ができて、ママ友としていい感じに仲良くなってきた…というときに思い浮かぶのが「連絡先交換」。
そろそろLINEで友達になった方が良い?自分から聞くべき?
そんな悩みが出てくるタイミングですよね。
でも、安易に連絡先を交換するのは、あまりおすすめできません。
ママたちはみんな、家事に育児に、人によっては仕事にと、毎日忙しいものです。
ゆっくり連絡を取り合う時間があるなら、休みたいですよね(笑)
さらには、連絡を頻繁にしてくるタイプのママもいるので、例えば夜な夜な育児の悩みについてメッセージが入る、休日に愚痴のメッセージが入る、返信が遅れると心配されたり機嫌を損ねたりされる…
といったことも起こりかねません。
そうなればまさに「ママ友付き合いに疲れた…」状況が待っています!
自分の時間を守るためと、ちょうどいい距離感を保つためにも、連絡先交換については慎重に考えた方が良いでしょう。
連絡をしなければならない用事がある場合や、あなたがメッセージのやり取りがとにかく好き!な方の場合は、もちろんこの限りではありません。
また、こちらは不安でも相手から連絡先を交換しようと言われたときは、もちろん応じた方が良いと思います。
その場合は「筆不精だから、返信とかすごい遅いの(笑)遅かったりしたらほんとごめんね、先に謝っとく~」と言った感じで、あくまでも爽やかに、軽く布石を打っておくと「あまりメッセージのやり取りするタイプじゃないのかも?」と思われ、リスクを軽減することができるので試してみてください。
ちょうどいいママ友付き合いの方法③あえて負けておくと、敵ができない
続いて、ママ友間でうんざりする事案1位といっても過言ではない「マウント合戦」を回避する技を紹介します。
マウント合戦を回避し、敵を作らないためには、最初から負けておくととても楽です。
ママの中には、性格がよくても育児と戦っているタイプの人が、かなりの数います。
このタイプのママは、悪気はなくとも自分の子どもの成長速度と他人の子どものそれを、無意識に比べてしまっているのです。
そして、そのタイプのママは結構悩みやすかったり、傷つきやすかったり、場合によってはこちらを競争相手にしたりします。
そうなると、かなりやっかいです。
会うたびに「もう〇〇できるようになった?」「〇〇ちゃんはお話できるの早いね~」など、どちらの子どもの成長が早いかという競争を主軸に付き合いが展開されていき、結果的に勝ち負けのようになってしまう。
勝手に負けたと傷つかれたり、逆に上から目線で要らぬアドバイスをしてきたり…
こういう付き合いって、ものすごく疲れるしめんどくさいし、なにより競争の道具にされる子どもに良いことなんて一つもありません。
なので、最初から負けておきましょう!
そもそも育児は競争ではないし、早いからいい・遅いから悪いというものではない
負けるというよりは「育児をする中で競争をするのを止める」という表現が正しいのですが、そもそも子供の成長って、誰かと戦うべきものではありません。
特に幼稚園に入学するまでの年代は、早いか遅いかという議論になりがちです。
さらに、早い方が褒められるというのが通常の反応。
でもそれって、本当に正しいのでしょうか?
数か月早く話せるようになった、おむつが取れた、お箸が使えるようになった…
だからその子が優秀?遅い方は出来が悪くて、ママの教育が間違ってる?
違いますよね。
どっちの子も、20歳になれば会話ができてトイレに行けてお箸で食事をしているでしょう。
必ず、成長が早かった方が優秀な人間になっているのでしょうか?
違いますよね。
小さなころの数か月のことで、早い遅いと比べ合うのは、あまりにも不毛な議論ですし、特段意味はないのです。
そんなことよりも、あなたが子どもを大切に育てていること、子どもが安心して暮らせていること、ママが信じてくれているという自信を育ててあげることの方が、よっぽど大事です。
だから、その競争は最初から棄権しておきましょう。
戦闘は放棄、戦う意志がないということを早い段階で伝えておくのです。
そういった意味で、最初から負けておくと、誰もこちらを敵視しないため平和で仲の良い関係が築けます。
具体的には、何か褒めてもらったら「ありがとう~。でも家ではやんちゃ放題でさ~(笑)」とか、「ほんと~?でもね、昨日イヤイヤが激しくて、もう知らない!って言っちゃったよ(笑)」とか、「それはできるんだけど、まだ〇〇は苦手なんだよね~まぁ、焦ることないかなって思ってるんだけどさ…」など
否定はせず(子どもの前で子どものことを悪く言うのは良くないので)やんわりと、順調じゃないこと、笑えるくらいの深刻すぎない困ったエピソードを伝えて
さらに「〇〇くんは、〇〇得意だよね?それもすごいよね~」と何かを軽く褒めてあげると、相手は戦う意志を失います。
また、頼んでもいないのに勝手に競争に勝って「〇〇したら、すぐに話すようになるよ」などと、頼んでもいないアドバイスを言われた場合は、「そうなんだ、参考にしようかな~。まあでもうちは、のんびりだからなぁ(笑)」などと言って軽くスルーしておきましょう。
ここで「やってみるね!」とか「効果あったよ!」などと乗っかると、永遠にマウントを取られた状態での育児アドバイスが繰り広げられ、いつのまにか我が子がなぜか”できない子”認定された状態になるのでお気を付けください。
こういう時に役立つので、子どものちょっと困ったエピソードや、ちょっとした自分のドジエピソードなどは持っておくと便利ですし、他の子どもをしっかり観察しておくと、褒め返しに役立ちます。
あくまでも、子どものことはしっかりと褒めてあげて、負けたなんて思わせないように気をつけてくださいね。
あなたの育児も、決して負けているわけではありません。
我が子の成長や、あなたの頑張りは、あなたと子どもがしっかりと受け止めていれば充分。
他人に見せびらかすものではないので、無駄に戦うのはやめましょう。
どんな子どもも、ママも、みんな良い。みんなそれぞれ素敵なんだ。という気持ちでいると、育児中はとても楽になれます。
ママ友とちょうどいい付き合い方をする方法 まとめ
ママ友問題に切り込み、ちょうどいい付き合い方について解説してきました。
どんなママも、頑張っています。
厄介なタイプのママだって、きっと必死で頑張っています。
それってママ同士でしか分かり合えないことですし、子どもにも関わることなので一筋縄ではいかないですよね。
私はママ友と話すとき、すごく気を遣って言葉を選んでいて
それは、こういうとマウントになる?傷ついちゃうかな?など、繊細なママたちの傷つきやすい気持ちがよく分かるから。
みんないっぱいいっぱいの中、一生懸命育児して、イライラしたり不安になったりしてるんですよね。
そういったママたちの気持ちは、守られるべきだなと思うので、攻撃にならないようにすごく気をつけて会話します。
それも気の合う少数の方たちなので、疲れるというよりは、話していて楽しかったり救われたり、そういうことの方が多いです。
競争より、「わかる~うちも困ってるよ」「イヤイヤいつ終わるんだよ~(笑)」って、たくさん困ったことや不安を共感して、少しでも笑っていきたいと感じています。
読んでくださった方が、素敵な仲間に出会えますように。