夜ドラマ 作りたい女と食べたい女 第6話 食べたい女になったきっかけ…春日さんの生い立ちとは

作りたい女と食べたい女
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ドラマ『作りたい女と食べたい女』第6話では、春日さんの生い立ちが明らかに。

春日さんが「食べたい」と思うようになったのは、ある悲しい過去が関係していました。

 

この記事ではドラマ『作りたい女と食べたい女』第6話のあらすじと感想について解説します。

ドラマ 作りたい女と食べたい女 第5話 あらすじ

野本さんの故郷の味”はらこめし”


ある朝の、春日さんの朝食の風景です。

それは、目玉焼きとウインナーと、卵を乗せて焼いたトースト

静かに、そして美味しそうにほおばる春日さんですが、その卵トーストには深い思い入れがあったのでした。

 

そして、野本さんが自宅でくつろいでいると、宅配便が届きます。

箱を開けてみると…中には、先日母親が送ってくれると言っていた、はらこめしセットが入っていました。

はらこめしとは、宮城県の郷土料理で、鮭の炊き込みご飯にいくらを乗せたものです。

 

とっても上等なイクラに、思わず笑顔になる野本さん。

早速母親にお礼のメッセージを送りますが、そこで尋ねられたのは、年末の帰省についてです。

帰ってきてほしいという気持ちは伝わってきますが、野本さんは「今年は帰省しない」と答えます。

 

すると母親は「そろそろいい人見つけないと」と、釘を刺してくるのでした。

気分がどんよりした野本さんですが、気を取り直して春日さんに電話をします。

「はらこめし、食べませんか?」

 

もちろん、そのお誘いです!

スーパーで買い出し中の春日さんは、当日のお誘いに驚いた様子…

そこで野本さんは「約束してないから無理ですよね!後でおうちに差し入れしますね!」と、慌てて言いますが

 

春日さんは「食べに行きたいです」と言うのでした。

そう言ってもらえて、野本さんはとっても嬉しそうです。

ふたりは夕方に、野本さんのおうちに集合する約束をします。

春日さんが明かす「食べたい」と思いながら生きることとなったきっかけ


野本さんのおうちに集合したふたりは、ピカピカのイクラを眺めて、テンションが上がります。

「高価なものをいただくので、お酒を買ってきました」

春日さんは、ふたりで飲むためのお酒を買ってきてくれました。

 

ご飯が炊けるまで、お酒を飲みながら待つふたり。

野本さんは、故郷である宮城県には美味しいものがたくさんあるので、春日さんにも食べてもらいたいと、嬉しそうに話します。

 

それを見た春日さんは、「野本さん、本当は帰省したいのでは…?」と心配するのですが、野本さんは、春日さんとごはんが食べたいのは本当だと、きっぱりと否定するのでした。

そして、自分の方こそ、春日さんの負担になっていないかと心配します。

 

すると春日さんは、初めて会ったとき、野本さんに「食べてほしい」と言ってもらえて、とても嬉しかったのだと話し始めました。

そうして、春日さんの生い立ちが明らかになっていきます。

 

春日さんは4人家族で、両親と弟がいました。

春日さんの家庭は保守的で、男尊女卑のような思想があり、食事でいつも差別を受けていたのです。

父と弟は豪華なご飯で、母と春日さんは残り物や、失敗してしまったもの。

 

量も質も、いつだって父と弟が食べるものより、明らかに劣っていました。

弟はおかわりができるのに、春日さんがおかわりしようとすると、父に怒られます。

食後、弟は遊んでいるのに、春日さんだけが後片付けの手伝いをしなければなりませんでした。

 

春日さんはいつもお腹を空かせていて、どうして家族の中に序列があるのだろうと、いつも疑問を抱いていました。

そして、ある日の夜、春日さんはお腹が空いて眠れませんでした。

そこでそーっと、1階のキッチンに行き、冷蔵庫の中にある卵で、マヨネーズたっぷりの卵トーストを作ります。

 

焼きあがった時、目を覚ました父が現れて「早く寝ろ」と怒られました。

しかし春日さんは、父が去った後、こっそりとそのトーストをほおばります。

そのトーストは、なぜか、母が作ってくれる料理よりもずっと美味しいような気がしました。

でも、こんなに美味しいものを、こんな風にこっそりと隠れながら、こんなに惨めな気持ちで、暗いキッチンに立ったまま食べなければいけないという状況には、大きな虚しさを感じたのです。

世界にはきっと、たくさんの美味しいものがあるのに、自分はこの先もずっと、こうして隠れながら食べなければならないのだろうか…?

 

それがきっかけとなり、春日さんは大学から県外に出ていきます。

地元で就職しろと親には言われましたが、ここで就職し、あれから一度も実家には帰っていません。

そして、家を出てからは、これまでの分を取り返すかのように、とにかく食べるという生活を送ってきたことを、野本さんに打ち明けました。

 

野本さんは「それは、今も…?」と心配そうにしますが、春日さんは「いえ、野本さんに出会って、『食べたい』を受け入れてもらってからは、とても楽になりました。」と答えます。

それを聞いた野本さんは「話してくれてありがとう…」と、泣き出してしまうのでした。

『作りたい』を受け入れてくれた春日さん

春日さんが差し出してくれたティッシュで涙を拭きながら、これまで不安に思っていたことを打ち明けます。

野本さんはこれまで、自分が作った料理を春日さんに食べてもらうことが、押し付けになっていないだろうかと不安に思っていました。

ドラマ『作りたい女と食べたい女』第6話では、春日さんの生い立ちが明らかに。

春日さんが「食べたい」と思うようになったのは、ある悲しい過去が関係していました。

この記事ではドラマ『作りたい女と食べたい女』第6話のあらすじと感想について解説します。

ドラマ 作りたい女と食べたい女 第5話 あらすじ
野本さんの故郷の味”はらこめし”

そして、そうなっていないのだと分かると、自分も春日さんにただ『作りたい』を受け入れてもらえて、本当にうれしかったのだと話します。

男のためでも、良い母親になるためでもなく、ただ料理を作りたいという気持ち。

 

それを受け入れてくれる存在が現れて、野本さんはとても救われていたのです。

「春日さんに出会えて、本当によかった…!」

「それは、私も。」

 

ふたりがこんな言葉を交わしたとき、春日さんのお腹の虫が鳴ってしまいます。

「お腹空いたね。ご飯食べよっか。」

思わず笑いだしてしまった野本さん、ふたりはさっそくはらこめしを食べることにします。

 

鮭の炊き込みご飯は奇麗に炊き上がり…野本さんは急いで、お味噌汁を作ることにします。

今日のお味噌汁は、これまた宮城の郷土料理、仙台麩のお味噌汁です。

炊き上がったごはんに、たっっっっぷりのイクラを乗せて…

 

「いただきます」

 

次々とはらこめしを口に運ぶ春日さんを、野本さんは愛おしそうに見つめました。

「おいしいね」

「おいしいです」

 

そうして微笑みながらごはんを食べるふたりの間には、やさしく穏やかな時間が流れたのでした。

ドラマ 作りたい女と食べたい女 第6話 感想

今回は、結構ヘビーな内容だったと思います。

春日さんの生い立ち、そういうことか…。

これは、虐待とまでは言われないのでしょうが(おそらく)…でも、心理的な圧迫はすさまじいものがありますね。

 

同じ兄弟でこんな風に差別されると、自分には価値がないという考えを植え付けられる、一種の洗脳のようなものになると思います。

「楽しい人間だと言われたことがない」と言っていた春日さんですが、その原因の多くは親にあることが分かりました。

 

そして「とにかく食べる生活」というのは、摂食障害に近いと思うのですが、小さなころから美味しいものを堂々と食べることができず、その結果病的な食べ方になってしまった春日さんを想うと、涙が止まらなくなりました。

本当に、世界中の人が美味しいものを堂々と食べられるようになってほしい。

 

そう願ってやみません。

でも、偶然のように野本さんに出会い「食べたい」を全肯定してもらった挙句、作りたいのだ!と美味しいものを楽しそうに作ってくれるなんて、春日さんにとっては救世主のような存在かもしれません。

 

「食べる価値がない」と言われて育ってきた人が

「食べてもらえませんか!?」と言ってもらえる。

 

それは、春日さんにとって運命が変わる瞬間だったのではないでしょうか。

今回で、春日さんのことがなんだか好きになりました!

ふたりの、このあたたかな日常…ずっと見ていたいです、そして、はらこ飯がおいしそうすぎて、作りたい食べたい食べさせたいが止まらない(笑)

 

今回の料理が一番、食べてみたいかも!

 

東北のお料理って本当に魅力的ですよね…!

次回も楽しみです♡

 

 

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コメント

  1. satoshi より:

    春日さんが少しずつ野本さんに心を開いていく様子が伺えますね。
    二人の静かに流れる穏やかな時間にどっぷり浸かっています。

    • 雫 より:

      春日さんのような過去を持った人の心を開くことができた野本さんって、すごいですよね…。
      ”美味しいもの”の力の大きさにも改めて気づかされました。

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