星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『凍った時間』は、村上淳さんが主演。
事故によりサイボーグとなった男(ムント)は、ある異変に気付きます。
外へ出てみたとき、目の前に広がった光景とは…?
この記事では、星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『凍った時間』のあらすじネタバレ&感想を紹介します♪
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星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『凍った時間』あらすじネタバレ
星新一のショートドラマ!
新作10月からNHKで放送だそうです!楽しみ〜!! https://t.co/Gurn7iwpMw— 柳瀬 (@zassyokuyanasn) September 27, 2022
星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『凍った時間』のあらすじを紹介します。
サイボーグとなった男・ムント
ムント(村上淳)は、サイボーグの男でした。
脳以外のほとんどが機械でできており、夢の中以外では、暑さや寒さ、におい、痛みや苦しみなどを感じることはありません。
ムントは、かつてはごく普通の人間の男でした。
それでは、なぜ彼はサイボーグになったのか…
それは、10年ほど前、ムントが工場で働いていた時のことです。
ムントは仕事中に、放射性の薬剤を浴びてしまい、生死の境をさ迷うほどの重傷を負いました。
そんなムントに医師たちは、脳以外の臓器をすべて機械と取り換えて、血液までも合成のものに取り換えるという処置を行います。
医療の技術が発展していなければ、間違いなく即死していたでしょう。
こうしてムントは、機械の身体を持つサイボーグとして生まれ変わったのです。
社会の役に立ちたい…ムントの中で消えない野心
ムントがサイボーグになってからというもの、その見た目から、周りの人間たちは彼と距離をとるようになりました。
ムントは、人目を避けるように地下室で暮らすようになります。
誰も怖がらせぬよう、迷惑をかけぬよう、ただただひとりでひっそりと生きていたのです。
合成の血液が配達されるときだけ、ムントは受け取りのために外へ出ます。
すると側を通りがかった少年は「ロボットだ!」と興味深そうに近寄ってきて、それを母親は恐ろしそうに咎めました。
道行く人は、今日もムントを気味悪そうに眺めては逃げるように歩いていきます。
そんな視線を浴びながら、ムントは部屋に戻りました。
こんな姿になってまでも、彼は生きていた方がよかったのでしょうか?
ムントにも、悪戯ばかりしていた少年時代があり、社会に出て希望に燃えていた時代がありました。
ムントは、今でもその頃のことを思い出します。
そして彼は、今でももっと社会の役に立って人々に喜ばれたい…という野心を静かに燃やしていたのです。
しかし、そんなことできるはずがない。
ムントはすっかり諦めて、こうして地下でひっそりと暮らし、他人に不快な思いをさせないことに徹していたのでした。
サイボーグによる革命…!人類を救ったのは?
ムントが合成血液を体内に注入していたときのことです。
突然停電が起きました。
ムントは慌てて外部と連絡を取ろうとしますが、どこにもつながりません。
戦争か、災害でも起きているのでしょうか…?
ムントは不安になり、外に出て様子を確認することにしました。
人々に不快な思いをさせるかもしれない、嫌な視線を浴びることになるだろう、そのような色々な不安が渦巻く中、彼は勇気を出して外へ飛び出したのです。
すると、ムントの目に、大勢の人々が道端で倒れている光景が飛び込んできました。
誰一人、動いている人がいません。
側に倒れている人の胸に耳を当てると、心臓は動いているようです。
一体何が起きているのでしょうか…?
そこはまるで、世界の動きが一瞬で止まってしまったかのような場所となっています。
自分はこれから本当に一人ぼっちになってしまうのだろうか?
これまで人々からの視線から逃げて、消え入りたいと思いながら生きることは辛くはありましたが、同時に生きているという実感もありました。
ムントは、本当に自分は孤独になってしまうのではないかと、不安な気持ちでいっぱいになります。
するとそこへ、ガスマスクをつけたサイボーグの男性が、ムントに声をかけてきました。
その男性は「銃とガスマスクはどうした?時間が経ったとはいえ、まだ危険だ」と言い、ムントに予備のガスマスクと銃を手渡してきます。
そして「30分後に広場で新しい指示が出るので、注意して行動するように」と言い残し、走り去っていきました。
ムントが呆然としていると、また違うサイボーグの男性が後ろからやってきて「うまくいったな!もうすぐ俺たちの天下だ!」と嬉しそうに声をかけて走っていきます。
何かを察知したムントは、急いで彼らの後を追っていくのでした。
広場に到着すると、大勢のサイボーグたちが集まり、中央でリーダーとみられる男が大声で何かを話しています。
ムントが影に隠れながらその様子を見ていると、そのリーダーが神経ガスを開発したことが分かりました。
リーダーはあらゆる神経を麻痺させて、一瞬で身動きができなくなってしまうガスを開発し、それを空から撒いたのです。
そのために今、普通の人間たちすべてが気を失い、身動きが取れなくなっているということでした。
リーダーはそれを「革命」と呼び、話を聞いているサイボーグたちは、声高らかに拳を振り上げます。
そしてリーダーは、そのガスに対抗する薬も開発したと言って、ガスマスクを外しました。
つまりリーダーは、サイボーグのみが自由に動ける世界に変えることで、人間との立場の逆転を図っていたのです。
盛り上がるサイボーグの歓声を背に、ムントはガスマスクを脱ぎ捨て、銃を手にすると走り出しました。
そして急いでビルの階段を登っていきます。
その間リーダーは、「そのガスは命に関わることがない」と説明し、「しかし、世の中が動き始めたときには世界は自分たちのものだ」と続けます。
「反抗されれば、またガスを撒くと脅せばいい…」リーダーがそう話している時です。
ムントが屋上へ到着しました。
ムントはそこから、リーダーの背中中央部分に銃の標準を合わせます。
「我々はついに、革命を成し遂げたのだ!」
リーダーがそう宣言した時、ムントは銃の引き金を引きました。
リーダーはその場に倒れ、周りのサイボーグたちは蜘蛛の子を散らすように逃げていきます。
ムントはその場に銃を投げ捨てると、そのまま家路へとつきます。
ただただ、道を歩いているだけなのに、その道中で目を覚ました人々が、ムントに様々な視線を向けてきました。
それは気味の悪そうな視線、怖がる視線、物珍しそうな視線…と、いつも通りムントにとって辛いものでしかありませんでしたが、ムントは静かに歩いて家に入ります。
そうしてムントは、いつもの冷たい地下室へと入っていったのでした。
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ『凍った時間』感想
ムントは、とてもやさしい心を持っていて、サイボーグになってもそれが壊れていなかったのだろうと思います。
本当は、普通の人と同じように、社会で活躍して人と関わって、人の役に立ちたい。
人に喜んでもらいたい。
それってほとんどの人が持つ、当たり前のような感情や希望だと思うのですが、そんな野心が静かに燃え続けていて、それでも彼ができる唯一の『誰かのためにできること』が、地下室に隠れて人の目に触れないことで、人に不快な思いをさせないということだったというのは…切ないですねー-…。
サイボーグになってから、ムントは凍った時間を生きていました。
そんな彼がようやくできた社会貢献が、革命の阻止だったのでしょう。
他のサイボーグのように、報復や復讐心が全くないわけですから、彼の心は人間であり、隠れていながらも心は人間として生きていたのだと思います。
自分たちを救ってくれたサイボーグを、不快な目で見つめる人間たちと、その視線を浴びながら「生きている」と実感するサイボーグ。
まさかそのサイボーグが自分たちを救ってくれたなんて、人間たちは知る由もないわけなので、やはり究極に切ない。
ムントはこれからも冷たい地下室で、人々の幸せを静かに願いながら、ひっそりと生きていくのでしょう。
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