星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『鍵』は、玉山鉄二さんが主演。
ある日、夢の無い男が拾ったひとつの鍵。
男は、とりつかれたかのようにその鍵に合う鍵穴を探すのですが、最後に手に入れた意外なものとは…?
この記事では、星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『鍵』のあらすじネタバレ&感想を紹介します♪
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星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『鍵』あらすじネタバレ
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ
🔑鍵
ある日、男が拾ったひとつの鍵。
とりつかれたように男は、その鍵に合う鍵穴を探すのだが…#玉山鉄二 #塚本晋也 #フレデリック・ベノリエル #川原瑛都 #塩田朋子 #松原智恵子#NHKオンデマンド で配信中https://t.co/FsxRmgJ8gL— NHKオンデマンド (@nhk_ondemand) July 27, 2022
星新一の不思議な不思議な短編ドラマシリーズ『鍵』のあらすじを紹介します。
ある男が、ひとつの鍵を拾う
その男(玉山鉄二)は、特段夢のない、ありきたりな男でした。
これはそんな男に起きた、不思議なお話です。
男はある日、街角でひとつの鍵を拾います。
男はその鍵を奇麗に磨くと、その鍵がどこか神秘的で、ものすごく価値の高いもののように思えました。
そしてその鍵に合う鍵穴を探したい…と思うようになったのです。
そして、ある立派なお屋敷の前に立つと、家主が出かけた隙を見計らって、そのドアに鍵を差し込んでみました。
すると…「どちら様?」家主が戻ってきて声をかけられてしまいます。
「鍵を拾ったのですが、落とし主はこちらの方かと思いまして…」
そう言うと男は、走ってその場から逃げてしまいました。
それからというもの、男は用事でどこかを訪ねることがあると、鍵穴を探すようになります。
しかし、探せど探せど、その鍵に合う鍵穴は見つかりません。
「君はいったいどこの何を開ける鍵なんだ?幸福への扉が開くのだろうな…」
ある日、男は錠前屋を訪ねました。
しかしその錠前屋の主人も、どこの鍵だか分かりません。
「図鑑に載っているかもしれない」
男は鍵の図鑑を見せてもらいます。
そこには、様々な異国の鍵が載っていました。
「こんなにあるんだ…!」
世界には、想像以上の鍵が存在するようです。
「ありがとうございました。」
男は意を決したように、錠前屋を後にします。
この鍵に合う鍵穴はどこ?男はそれを探すため、旅へ
男は、この鍵に合う鍵穴を探すため、旅に出ることにしました。
少しでもお金と時間ができると、世界中に出掛けて、必ず存在するはずの”この鍵で開くもの”を探します。
イタリアの街角で鍵穴を探していると「鍵穴が見つかるように、美味しいスパゲッティを食べていきな」と陽気な夫人が声をかけてくれました。
また、飛行機で居眠り運転をしてしまった際には、着陸した町で修理をしてもらいました。
男は鍵と共にする旅路で、たくさんの人と出会い、たくさんの思い出を作っていきます。
そうしてある時、男はフランスで不思議な人物と出会いました。
その男は初老の男性で、大きなディスクオルゴールを前にすると「子供のころからずっと、このオルゴールの音色を聞くのが夢だった」と話すのです。
しかし、鍵がないので動かないようです。
男は微笑んで、その鍵穴に鍵を差し込みました。
しかし…鍵は回りません。
男が悲しそうな表情で首を振ると、初老の男性も悲しそうに下を向き「生きている間に聴けるかどうか…」と嘆きます。
男は片言のフランス語とジェスチャーで、「自分もこの鍵に合う鍵穴を探しているが、いくら探しても見つからないのだ」と説明しました。
すると初老の男性は「それは、あなたの夢ですね」と伝えます。
「夢…?」
それは、男にとってとても大きな気付きでした。
初老の男性が「頑張ってください」と言うと、男は感極まったように初老の男性に抱き着き、抱き締めます。
夢の無い男は、いつしか夢を持ちながら生きていたのです。
男の旅はそれからも続きました。
一向に鍵穴は見つらず、終わりは見えません。
しかしそれは、期待に満ちた旅でした。
幸運の女神の問いに、男が出した答えとは?
いつしか、とても長い時が経ち、男は年を取りました。
こんなに努力をしたのに、鍵穴はまだ見つかっていません。
男は、ヨロヨロとおぼつかない足取りで、またあの錠前屋に行きます。
ついに、その鍵に合う錠を作ってもらう覚悟をしたのです。
それは、男が望んでいた形ではありません。
それでもついに、この鍵を回せるときがやって来ました。
男はそっと錠に鍵を差し込むと、震える手でゆっくりと、その鍵を回します。
すると…
その錠は重い音を立て、それと共に男には光が差し込み、目の前には幸運の女神が立っていました。
女神は「あの鍵は、私がわざと落としておいたのです。やっと、ドアを作ってもらえたのですね。」と話します。
男は「なぜドアが必要なのですか?」と尋ねました。
すると女神は「幸運を与える儀式は、他の人が入ることのできない秘密の場所が必要なのです」と言い「さあ、どんな幸運を望みますか?」と尋ねます。
女神は男に、お金でも輝かしい栄光でも、何でも叶えてあげる…と言うのです。
何を望むか…男は、この鍵と共に暮らし、共に老いることで、喜びも悲しみも分かち合ってきた自分の人生を振り返りました。
そして男は、今の自分に必要なものは何かという問いに、答えを出します。
男に必要なものは、鍵との思い出だけです。
この鍵を通して、たくさんの出会いがあり、美味しいものを食べ、他人に助けてもらい、落ち込んだり立ち直ったり、そしてかけがえのない言葉「夢」をもらい…
諦めずに何度も何度も鍵穴を探した。
それは終わりのない旅であり、結局見つからなかったものの、全ての時間が夢と希望に満ちていたのです。
思い出はもう、持っている。
男は自分が人生で望む一番の幸運を、鍵を通して手に入れていたのでした。
星新一の不思議な不思議な短編ドラマ『鍵』感想
丁寧なお伽話のような造りで、とても素敵な世界観でした。
たったひとつの何の変哲もない鍵との出会いで、人生に『夢』ができた男。
その鍵と共に歩む人生は、人との出会いにあふれ、ハプニングあり、心躍るような楽しい出来事あり、「今日も見つからなかった…」と落ち込む男はどこか、嬉しそうでもあります。
人生ってそんなものなのかもしれません。
他の誰かから見ると、価値のないような小さな小さな夢に向かって生きること。
その中での出会いや葛藤、気づき…
嬉しい気持ち、悔しい気持ち、悲しい気持ち。
そんな小さなことを積み重ねた日々の記憶は、どんなにお金を出しても、例えば女神様に出会ってお願いしようとも、手に入れることができません。
その思い出は、自分だけのもので、自分の心の中にしかないのです。
それってとっても特別なことではないですか?
私にも、この思い出があれば生きていける…というような、かけがえのない記憶があります。
でもそれって、他人に自慢できるような特に大きな出来事ではないんですよね。
それでも自分にとっては、生きていくことを支えてくれる杖で、彩ってくれるカラフルな光のようなものです。
この作品を観て、ふとそんなことに気づきました。
『鍵』の原作はコチラ『妄想銀行』です。
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