ノンレムの窓 『代行社会』あらすじネタバレ

ノンレムの窓『代行社会』は、プロポーズの代行を依頼された男(佐藤隆太)は、張り切って待ち合わせ場所に向かいますが、そこで待っていたのは代行を依頼されたおじさんだった…と言うお話です。

バカリズムさんが脚本を手掛ける、夢なのか現実なのか？わからない世界を描く、ちょっと不思議なドラマ『ノンレムの窓』。

この記事では、ノンレムの窓『代行社会』のあらすじ＆ネタバレと感想を解説しています。

『代行社会』と

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ノンレムの窓『代行社会』あらすじネタバレ

すべてが代行で済む社会

山崎は代行会社で働く男です。

この世界では、ありとあらゆることを代行業者に依頼するのが通例になっていました。

子どもを叱ること、食事、謝罪、ゲームのレベルアップに書初め…山崎の働く会社では、多くの社員が様々な代行業をこなしています。

ある日、山崎を訪ねてきたのは平田でした。

平田は山崎に、プロポーズの代行を依頼しに来たのです。

プロポーズの相手は、彼女の綾乃なのですが…実は、山崎は綾乃への告白も代行で行っていました。

そんなふたりがゴールイン間近ということで、山崎は嬉しく思うのですが、平田はここで気になることを伝達します。

いざ、プロポーズ！が…もうひとりの代行登場

山崎が綾乃との待ち合わせ場所に行くと、そこには綾乃が代行を依頼した男性(勝村政信)が待っていました。

山崎は、この代行業者相手にプロポーズをします。

しかし綾乃の代行からの返答は「別れたい」というものでした。

平田は一度浮気をしたことがあり、それで綾乃を怒らせていたのです。

山崎は平田からこの事実を聞かされていたようで、冷静に謝罪して対処しようとします。

浮気は一度だけしてしまったけど、本当に愛しているのは君だけだと…

ですが、綾乃の代行はそれは嘘だと否定します。

平田は何度も浮気を繰り返し、期間は７か月にも渡っており、さらに綾乃が結婚を申し込んだときにはのらりくらりとかわしていたというのです。

そして驚くべきことに、証人として平田の浮気相手の代行(温水洋一)も現れます。

ここで、平田は綾乃と浮気相手を天秤にかけていたことが判明したのでした。

それは、最低だ…「別れたい」と繰り返す綾乃の代行に、山崎はだんだん別れた方がいいのではないかと考えます。

そして「その方が良いかもしれませんね」と、別れを許諾してしまいました。

綾乃の代行は店を出て行ってしまい、山崎は悲しそうな表情でその背中を見送りました。

しかし、ここで浮気相手の代行が「本当に別れていいのか？」と、山崎の背中を押します。

ふたりは１０年も付き合ってきたのです。

わざわざ浮気相手の代行を呼んだということは、綾乃はまだ平田のことが好きだからなのではないか？

この機会を逃したら、ふたりは二度と元には戻れない。

浮気相手の代行の言葉に、山崎はもう一度綾乃の代行のもとへと走り出していきます。

これは誰の涙？誰の緊張？

「もう一度やり直そう！」

山崎は歩道橋を歩く綾乃の代行に向かって叫びます。

それでも去り行く綾乃の代行…山崎は諦めません。

走って追いかけると、息を切らして「もう一度チャンスをください」と、頭を下げます。

その言葉に、綾乃の代行は泣き出してしまいました。

この涙は、いったい誰のものなのでしょう…？

ふたりの代行業者は泣きながら、夜の街の中で抱きしめあいます。

後日、今度は結婚の挨拶が行われました。

もちろんこれも、代行です。

山崎が緊張した面持ちで、挨拶を始めると、綾乃の両親は厳しい顔でその様子を見つめます。

が…そこで綾乃の父親は我慢ができずに笑い出してしまいました。

「そんなに緊張しないでください。私たちも代行ですから！」

結婚の挨拶では綾乃の両親も代行、挨拶をする家もレンタルスペース…と、すべてが代行で他人同士が集まっています。

それでも依頼人のため、仕事にまっすぐ取り組む４人。

その場は笑顔であふれたのでした。

『代行社会』と

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 ※配信情報は2023年1月現在のものです。

詳細は公式サイトでご確認ください。